平成26年10月3日~5日
石川県金沢市東山茶屋街の「茶房一笑」において、独舞楽花(どんぶらこ)の花会が開催されました。
本年のテーマは「半月の宵」
器は魚津悠さん
宇田川理翁作品
1階のモダンな茶室にナイロン糸を張り、枯れ蓮の葉や紅葉、鶏頭などを生けました。
やまだのりこさん(建築家)は屋根裏部屋に、古い町屋から集めたグラスを配し、天井からつるされた懐中電灯が怪しく揺れながらグラスの中の赤い実を照らしだしています。
宇野たま子さん(デザイナー)今回もDMをデザインしていただきました。床の間に飾られたお盆の上に盛られた鮮やかな花々。その横にモダンにしつらえられた、ワインとグラスで「菊見の酒宴」を演出しています。
片桐悦子さん(華道家)は秋草を大壺に部屋いっぱいに生けられ、天井からはフウセントウワタがブラブラとぶる下がって、陰影を深めています。
太田光さん(華道家)は書庫の部屋の天井から地元で採集した秋の実物、コスモスなどを銅線に絡めて吊り下げました。
太田光(華道家)東京
平口泰夫さん(建築家)は1階奥の長いテーブル上に、いつもテーマにされている「鏡」を敷き、紅葉の葉をちらし、雪に見立てた塩を降りました。
山本瞱月さん(華道家)は金澤の廓特有のベンガラ色の壁の部屋に枝を束ねて吊るし、魚津さんの器に花を生けました。
山本瞱月(華道家)横浜
横山佳江さん(スタイリスト)は道に面した軒下に銀閣寺の向月台と銀沙灘をイメージしたオブジェに紅葉の葉をあいらいました。
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