神田で憩う

江戸で遊ぶ

東京 神田の須田町、淡路町界隈には戦災を免れた地区があります。
そこには「いせ源」(あんこう)「ぼたん」(鳥すき)「竹むら」(甘味)「かんだやぶ蕎麦」「神田まつや」(蕎麦)「神田志乃田寿司」(大阪寿司)など有名な明治創業の老舗が軒を並べています。(東京は明治の創業でも老舗ですね。京都では明治創業は新興ですよね。「先の戦」って「応仁の乱」だったりするので。。。京都は特別ですね。)
ってことで江戸に近い歴史と品格を持ったお店が多いということです。そんな中で私的によく行くお店が「神田まつや」最近は行列が絶えず、中々入れないお店の一つですが、気取らない雰囲気と蕎麦の質が好みにあっています。(二八でツルツルした細いそばが好きなので)
蕎麦好きとしては、昼を外した時間帯でゆっくりと一杯やりながら、蕎麦を啜るのが至福の時です。
個人的なは蕎麦屋で焼物をするのは関心しません。匂いがね。(でもここの焼き鳥はかなり旨し)天ぷらが限界。煎茶を出すのもね。
酒は常温、あては焼きノリ、(上質の焼きノリはアテになります。)蕎麦味噌もいい。
昔の通人は「天抜き」なるものをアテに酒を飲んだそうな。(天ぷら蕎麦の蕎麦抜きという意味)それにはちょいとオアシが足りないので、「もり」を「ざる」にしてわさびをアテにするのも良し。(ここのわさびは本物)蕎麦湯をチビチビやるのもやるのもいとおかし。値段は高いが満足度も高い逸店です。

江戸時代考証、漫画家、NHK「お江戸でござる」でもお馴染みの杉浦日向子氏(故人)は実は私の高校の1年先輩でした。特に接触する機会もなく時間は過ぎていきました。いつか、杉浦さんとお仕事がしたいと思いつつ、彼女は突然旅立たれたのでした。
彼女は「ソ連」(そば連)という会を作ったり、「蕎麦屋で憩う」という本も書いた無類のそば食いだったようです。私もそばが好きであちこちの蕎麦屋を食べ歩いていました。そんな時、彼女をこの店でお見かけしたものの、取り巻きが多くて話しかけられず、今となっては後悔の念に苛まれています。

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